NFTマーケットプレイスのBlur、NFTのP2P無期限レンディングプロトコル「Blend」を発表

NFTマーケットプレイスのBlur、NFTのP2P無期限レンディングプロトコル「Blend」を発表しました。Blendは今までのDeFIと比較して10倍高い利回りの機会を創出し、NFTの流動性を高めることを実現します。

住宅市場では1億円の家を購入する場合、購入者は1000万円を頭金とし、残りはローンで支払います。この仕組がなければほとんどの人が家を買うことはできません。NFT市場も同じような問題を抱えています。多くのNFTの購入者はNFTの全額を購入時に支払います。NFTのレンディングがこの問題を解決するとBlurは考えています。

ホワイトペーパーによると、レンディングの簡単な手順は以下となります。

  • 貸し手は具体的なコレクションのNFTに対して、ETHの額、特定の金利と有効期限をオフチェーンでオファーします
  • NFT保有者はオフチェーンオファーを確認し、希望条件のものがある場合はオファーを満たすオンチェーンを取引を行い、NFTを先取特権を持つ保管庫に入れ、ETHを自分に移動します
  • 借り主は期限前に返済額(元本+利息)を支払うことで、担保(NFT)を引き出せるようになります

当初は”CryptoPunks”, “Azuki”, “Milady”の3コレクションでスタートしますが、今後は対応するコレクションを増やしていく計画とのことです。

Blendの発表をしたBlurのTwitter thread https://twitter.com/blur_io/status/1653051822507196416

追記:

2023/5/3 1pm JST時点で、既に1万ETH以上の貸し出しがあったようです。