今日、5月4日は世界パスワードデーです。毎年5月の第一木曜がパスワードデーとなっており、正しいパスワードの運用しようという啓蒙をする日になっています。
Googleは今年の世界パスワードデーに先立ち「パスワードの終わりの始まり(The beginning of the end of the password)」という記事を発表し、その中でGoogleアカウントのパスキー(PassKey)対応完了を発表しました。
パスキーとは、パスワードではなく顔認証や指紋認証により個人を認証することで、安全にアプリやwebサイトにサインインする仕組みで、パスワードよりも簡単で安全です。パスワードを正しく扱おうとすると、長いパスワードを利用し、サイトやアプリ毎に全く違うパスワードを設定しなければならず、更にある頻度でのパスワードを更新することが求められますが、パスキーではその必要はありません。また、パスキーはパスワードと異なりフィッシングなどのオンライン攻撃にも強いため、SMSのワンタイムパスワードよりも安全です
Googleアカウントでパスキーを利用する場合は、g.co/passkeysで開始することができます。Google Workspaceのアカウントは、管理者がユーザのサインイン時にパスキーを有効にすることを設定できるようになります(現時点では未対応のようです)。また、AppleもiOSとMac OSの対応が完了しており、Yahoo! Japanも既に対応しています。
来年の世界パスワードデーでは、「パスワードを使うのを辞めよう」というメッセージになるかもしれませんね!